それでは元気よく「RE:4」大レビュー大会を始めていきたいと思います。
つい先日ゴールドエディションが発表され、これ以上の追加要素がないことがほぼ確定したようです。さらなる追加要素を望む声も多いようですが、原作を忠実に再現するということも考慮すると自分は十分だと思います。ただレーザー武器はちょっと欲しかったですね。
CHAPTER1の内容のうち「操作開始~村中央」までは体験版での記事で書いたので、今回はその前後だけを取り上げます。
開幕からかなり完成度が高く、まさに神ゲーの幕開けにふさわしいCHAPTERでした。
オープニングムービー
レオンの語りが始まる前に、教団によるヤバい儀式の映像が入ります。
特に初見プレイヤーに対して、世界観への恐怖を増幅させる効果があったと思います。
体験版とは異なり、車内で警官と会話するシーンが追加さレオンかっっっっっっっっっっっこよ。なんだこのイケメン。男がメスになるカッコよさです(?)
皮肉めいた会話の内容、外に出た警官の「冷えるな」というセリフ、タバコを断るレオンなど…「4」での要素がふんだんに詰め込まれています。この映像だけで米2杯くらい食える。てか警官2人の顔も相当「4」のものに近いです。当然っちゃ当然だけど、こういう再現にもワクワクする最序盤です。
「4」ではやる気がなさすぎて車内に引きこもっていた警官ですが、片方が車を出て様子を見に行ってくれます。でもなかなか帰ってこないので探しに行くところからゲームスタートとなります。
では例によって村中央後までスキップしましょう。
農場
再現度★★★★★★★★★☆
新規性★★★★★★★★★★
いきなり相当な完成度のマップです。
「4」では湖畔の集落への道と籠城小屋への道が別々に分かれていましたが、それが統合されました。この点を除けば、ほぼ完璧に再現されています。風車があるのも地味に再現ですよね?
肥溜めに落ちないようにお宝を撃ち落とすギミックは、タイミング調整が必要なように変化。二回目以降も一筋縄では行かないようになりました。
画像に豚さんが映っていますが、場合によっては戦闘中に家畜が暴れ回るようになりました。突進されて戦闘を邪魔されたり、逆に敵を吹き飛ばすようになってリアルさが増しました。
マップ最大の変更点として、「4」ではただ進むだけだったのが、ギミックが追加されました。裏口から小屋に潜入して歯車を取る必要があります。大まかな地形は変えないままに、新たなルートを仕込んだ最高の例と言えます。
歯車を入手すると、なんと早くも大男が出現します。発売前に籠城小屋で登場する映像が出ていたので、多くの人がそこで初出現だと思い込んでしまい、度肝を抜かれたことでしょう。
「4」では一般ガナードしかいなかったマップに中ボスが投下され、再びの修羅場となります。マップが進化したなぁと感じていた矢先に戦闘面でもサプライズという二段構え。ゲームの難易度が上がっていることも感じ取れ、満足度の高いマップでした。
湖畔の集落
再現度★★★★★★★★☆☆
新規性★★★★★★★★★★
前述の通り道が統合されているので早くも籠城小屋が出てきますが、まだ中には入れません。引き続き湖を目指します。
道中、木製の支えが爆発して、その上に乗っていた大岩が落ちて来るというギミックが発生します。回避コマンドをミスると即死します。「4」では、来た道からクソでかい大岩が転がって来るムービーでした。
どうやら廃止されたのはムービー中のQTEだけで、操作中に発生する即死系QTEはむしろ増えまくっています。失敗するとゲームオーバーになる点が同じなら、回避コマンドの表示演出を「4」ばりに強調しても良かったのかなぁと思います。
小道を抜けると、小屋の中からダイナマイトが飛んできます。それだけじゃない!トラバサミとワイヤー爆弾のトラップも設置してあり、例によって序盤からなかなかの難所になっていると思います。小屋の配置は「4」とほぼ同じですね。
マップの左側に「4」では無かった高台が追加されており、そこからもダイナマイトが投下されてきます。言わずもがな難易度の上昇につながっています。
それで最大の変更点なのですが、早くも湖が姿を現します。というか「4」では湖に到着するのはもっと後だったのが、この序盤のマップに統合されたという形になりました。
つまり、後々ボートに乗って湖を探索するパートになったら、マップがつながって再びここに戻ってこれるようになるということが暗に示されています。重大かつ革新的なマップの改良にワクワクが止まりません。
その予感を裏付けるように、今の時点では開けられない鍵付きの扉も存在します。どう考えても後で戻ってきたときに開くやつです。本当にありがとうございました。
まだ湖の先には進めないので、取りあえずドカドカ音がしている一番奥の小屋に入ります。室内なのにワイヤー爆弾がご用意されているところも原作再現でした。
奥までたどり着けば謎のオッサンが封印されているクローゼットが…と思いきや、村人が床をドカドカやっている音でした。「4」と同じと思わせてちょっとだけ変えてくる工夫は原作プレイヤーを飽きさせませんね。
謎の村人をはっ倒して地下に潜ると、何やら謎の袋がもぞもぞと動いています。これ撃てたら面白かったんだけどね。
近づいて袋をオープンすると中からルイス・セラ・ナバロが顔を出します。
画像にもある「ゆっくりはがせよ」というセリフや、レオンに煙草を求める会話はまんま「4」の再現です。初対面でルイスのチャラい性格がなんとなく分かるような会話であり、だからこそちゃんと再現されていると言えるでしょう。
あ、自分はルイスとは敵みたいな出会い方をすると読んでいたのですが、ご覧の通り普通に外しています。
で、チャラ男との会話もそこそこに、ここのボスだという巨漢が現れてレオンをワンパンしてしまいます。
「4」では気絶だけさせられてCHAPTER終了でしたが、「RE:4」ではこの場ですぐに謎の注射を打たれてしまいます。ルイスは注射の正体が何か分かっているような素振りを見せており、ただの一般人ではないことが窺えますね。
ということで、「4」と同じくこのタイミングでCHAPTER1は終了となります。
冒頭でも書いた通りですが、いきなり最高峰のリメイクを予感させるに十分な素晴らしい完成度のステージでした。やはり湖を中心としたマップの改変が特に良かったと思いますね。
今回の記事はここまでです。